故郷を熱く語ろう
皆さん、当旭陵同窓会東京支部の活況は依然として続いていることをまずご報告したいと思います。 当支部総会には昨年も450名近くの卒業生が集い、手作りの映画やAKBのダンス「恋するフオーチュン・クッキー」に老いも若きも熱狂しました。 我々もこの熱気を維持し、4年後の下関西高創立100年に貢献できればと強く願っておりますので、皆さまの引き続きの厚いご支援をお願いいたします。
さて、我が国は近隣諸国との難しい外交局面に遭遇している昨今ですが、折しも現在NHKの大河ドラマでは、松下村塾に集う明治維新の礎となった若者群像をとりあげています。 皆さまよくご存知のように、時は黒船に右往左往する幕末、まるで解のない方程式のような局面を、若者たちが死を賭して大活躍することによって、あの起死回生の明治維新に導いたわけです。 現在の混沌とした対外情勢下、何か暗示的な事のように思えてなりません。
ここで経済に眼を転じれば、長く続いた為替レートの極端な歪みからやっと解放され、日本経済は漸く離陸局面に差し掛かり、いわゆる「喪われた20年」を脱却しつつあるように思われます。 求人倍率は上がり、自殺者は減少しています。 デフレを克服する日も近いでしょう。 今こそ日本はこれまで蓄積されてきた資金、産業、技術力を遺憾なく活動させるべき時だと感じているのは私だけではないと思います。 この旭陵同窓会に集う多くの若者や壮年の皆さんに、そのエネルギーを遺憾なく発揮してもらえる日が、やっと来たと言えるのではないでしょうか。
この極めて多彩な職種、年齢、階層からなる旭陵同窓会の皆さんに、是非そんな日本再生の原動力となっていただくためにも、年に一度、一堂に会し、共に食べ、飲み、故郷下関と西高をしみじみと思い出し、そして現在を熱く語り合おうではありませんか。
2015.4.1
栗明 純生