旭陵同窓会 支部長 木村

「自主・自律」のこと

旭陵同窓会東京支部長
木村 宏

本年より旭陵同窓会東京支部長を仰せつかりました49期の木村でございます。
私は海外暮らしが長く49期が支部総会の当番幹事であった際もスイスに駐在していたため何の貢献もしていない身でお引き受けするのは心苦しいばかりですが、支部長を拝命した以上同窓会の盛り上げに精一杯注力したいと存じます。また2019年の下関西高創立100周年に向けての募金活動も間もなくキックオフされます。
東京支部の皆様、どうぞ力強いご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

私事ですが、わが母校西高が誇る「自主・自律」の校風は、幸いなことにその後の進路である大学、就職先が同様のDNAを有していたこともあり狭い意味で勉学したこと以上に社会人としてのバックボーンの根幹を作ってくれたように感じています。そのことに感謝していますし誇りにも思っています。言い換えれば、借り物ではなく自分で考える力の基礎を培ってくれたということです。おそらく同窓生の皆様も世代こそ様々ですが、下関西高のこのよき伝統を私以上に骨肉と化していらっしゃることと存じます。

さて、アベノミクスの効果もあって昨年まで順調に回復基調にあった我が国経済ですが、今年に入り石油価格の暴落、中国を始めとする途上国経済の変調、中東の地政学的不安定化など国際的要因により再度先が見通しづらくなっています。このように困難な状況下にあってこそ、我々はそれぞれの立場でますます知恵を絞り汗を流す必要がありそうです。“疾風に勁草を知る”という故事が思い浮かびます。

この7月30日に東京支部総会が予定されています。年に一度共に食べ、飲み、故郷を母校を想い、そして日本のこれからを熱く楽しく語れる最大の機会です。同窓生、老いも若きもふるってご参加いただきますよう念じてやみません。皆様とまたお会いできることを楽しみにしております。

2016年3月14日
木村 宏