<タイムカプセル掘り出し失敗の記>
2024.12.09
栗明 純生
私は46期顧問の栗明です。今日は一つ重要なご報告があります。私が代表幹事を務めた2000年の東京支部総会での記念事業が20年後に掘り出す予定のタイムカプセルの埋設でした。ところが20年後の2020年は運悪くコロナ・ウイルスの大流行とぶつかり掘出しができず、今年2024年に漸く実行した次第です。しかし結論から言えば、掘出し作業は失敗に終わりました。簡単に当日の状況を説明いたします。
作業は3月25日午前9時に46期東京在住の栗明以下3名及び下関の1名が西高事務室を訪れ、宮村校長、南野事務長に挨拶(写真1)した上で、埋設個所と思しき場所にまず4m四方(16㎡)の掘り出し個所の正方形を線描し(写真2)、その中を深さ50cm(8㎥の土)に大型ユンボで10時半まで掘り起こしました(写真3)。
しかし遂にタイムカプセルは出てきませんでした。途中数度金属製の物に掘り当たり色めき立ちましたが、結局、金属片、石、土器などと判明し、一同落胆しました。学校側とは12時までに原状復帰するとの約束であり、また際限なく広げても作業代金がかさむだけでもあり、この時点で断念し土を埋め戻しました。埋め戻しは途中何度も土を固めながら行うため掘るのと同じ時間がかかるものでした。
そこで西高の事務長に原状回復の確認(写真4)をしてもらい、正午過ぎに全作業を終了しました。なお作業は下関の同級生の建設会社の作業員4名で、ほぼ無休の重労働でした。
今回の失敗の反省点としては、当時埋設指揮してくれた同級生の死去、埋設当時の場所の明確な記録・目印の欠如、24年間に校庭の形状の相当の変化(投手板の新設、物置コンテナの設置など)です。特にコンテナの下が今では一番臭いと思われますが、これも推測でしかないので如何ともし難いということでした。